
そんな悩みにコールセンター歴13年(現在進行形)、マネージャーを務める私Kがお答えします!
この記事を読むことで以下のような事が分かります。
この記事を読むと分かること ・コールセンターの面接内容 ・コールセンターに受かるためのポイント
これからコールセンター で働こうと思っている人、もしくは働こうか迷っている人にとって有益な情報です。
是非最後までお読みください!

もくじ
結論:コールセンターの面接は受かりやすいです
結論から言うと、コールセンターの面接は受かりやすいです。
もちろん全ての人が必ず受かると断言できませんし、募集する業務の内容によって受かる可能性は変わります。
しかし、コールセンター全般としては受かりやすい傾向であることは間違いありません。
では、なぜ受かりやすいのか、理由をこれから解説していきます。
新規求人倍率が高い
新規求人倍率とは、全国の公共職業安定所(ハローワーク)で、 当月に受け付けられた新規求人数と、同じく全国の公共職業安定所(ハローワーク)で 当月に求職者登録を行った新規求職者数から算出されます。
つまり、新規求人数が50件で、求職者人数が100件あったとしたら、新規求人倍率は0.5です。
コールセンター の専門誌「コールセンター ジャパン」によると、2020年5月のデータでは全国のコールセンター集積地の新規求人倍率は1.88と、1人に対して1.88件の求人がある計算です。
この数値からも分かるように求人数は求職者に対して1件以上はあるため、比較的受かりやすいと言えるでしょう。
ではなぜ新規求人倍率が高いのか、それは次のような要因があります。
離職率が高い
コールセンターの専門誌「コールセンター白書」によると、離職率が10%以下のコールセンターは、全体の30%から40%ほどしかありません。
多くのコールセンターが離職率30%以上となっており、3人に1人が早期に離職するのが常態化しています。
中には、離職率50%を超える企業も存在しており、これはかなり高い離職率です。
主な離職理由は、
1.覚えるべき用語や機器操作が多い
2.長時間労働するわりに低賃金
3.お客様のクレーム、無理な注文、長時間通話が毎日あり、ストレスを感じやすい
4.常にオフィス内での業務なので、人間関係がこじれると修復しにくい
5.そもそも、一時的な仕事と割り切っている
などなど、理由は様々ですが、このような理由から離職する人が多い傾向です。
労働集約型産業
コールセンターの仕事は労働集約型産業です。
労働集約型産業とは事業活動を人間の労働力に頼っており、売上に対して人件費の比率が高い産業の事を指しますが、典型的な労働集約型産業です。
その為、売上を上げて利益を出すためにはどうしても人の力、いわゆる労働力が必要となるため、事業を拡大する時には人の採用が欠かせません。
そのため、常に採用活動を続ける企業が多く、よほど企業に対してマイナスな影響を与える人材ではない限り採用される可能性は高いと言えるでしょう。
AIとコールセンターの未来について
ここで少し本題とは異なる内容ですが、最近ネットニュースなどを見ていると、「コールセンターはAI化によってなくなる」と言う文字を見ることがあります。
が、私の個人的にはAI化によって完全になくなることはない、と思っています。
と言うのも、AIはコストの削減はできると思いますが、付加価値を与えることは難しいからです。
例えば、下記のような応対シーンを思い浮かべてみてください。
こうした人間にしか出来ない仕事、という事を意識し、お客様に満足頂けるよう応対の質を上げる努力をすることが大切だと思います。
面接を受ける際のポイント
「コールセンターが受かりやすいのは分かった。よし!これからすぐにでも応募しよう!」

面接に受かるためのポイントは以下の4つです。
・募集要項の必須スキルに対して条件を満たしている
・コミュニケーション能力
・年齢
・コールセンター経験はあまり重要ではない
募集要項の必須スキルに対して条件を満たしている
面接に受かるためには、当然ながら募集要項に記載されているスキルと、最低限のパソコンスキルを満たしている必要があります。
前者はそのままですが、後者の最低限のパソコンスキルとはタイピングスキルです。
だいたい、目安は1分間に60文字程度打てれば問題ないでしょう。
コールセンターでは対応履歴を残すため、お客様と応対しながらタイピング出来なければならないため、タイピングスキルは必須です。
コミュニケーション能力
お客様と電話で対応する上で、コミュニケーション能力はとても重要な要素です。
コミュニケーション能力とは、会話のキャッチボールがスムーズに出来て、お客様が求める要望を汲み取ることが出来る事を指します。
営業や接客業を経験している方は、その時の経験談やどのような意識で取り組んでいたか、などを話す事によって採用の可能性はグッと高くなります。
年齢
急に現実的な話となりますが、例えば同じような経験やスキルを持った方から複数人応募があり、面接の結果も同じような評価であった場合、年齢が若い方が優先されることが多いです。
少なくとも私が選考に携わってそのような状況になった場合は確実に若い方を採用します。
応募が多くなる時期によって競争率が上がります。
1年の中で一番人が動く時期が4月・10月で、この時期スタートで応募すると求人が多い反面、競争率も高くなるでしょう。
多すぎるとNG:コールセンター経験
一見、コールセンターでの就業経験が多いと即戦力と思われがちですが、かえってマイナスになる場合が多いです。
転職することに対するネガティブな印象は近年なくなってきているものの、コールセンターを転々としている場合、その方のコールセンター適性が疑われ、採用を見送られる可能性があります。
実際、同じような年齢やスキル・面接評価だったコールセンター経験者・未経験者だった場合、私は未経験者を採用しました。
コールセンター経験があるからと過信せず、過去の経験から得た物や、今後それをどう活かして会社に貢献していくのか、をしっかりと伝える事が大切です。
まとめ:面接は受かりやすいけど準備や対策は必須
今回は「コールセンターは受かりやすいのか?」についてお伝えしました。
今回のまとめ ・コールセンターの面接は比較的受かりやすい ・受かりやすいが最低限のパソコンスキル、面接対策は必須 ・コールセンター経験者だとしても必ずしもプラスにならない
コールセンターに入る難易度は高くないものの、しっかりと対策は実施すべきですね。
もし、具体的にどのように対策を行えばいいの?という方は下記の記事で対策を詳しく記載していますので是非お読みください。
対策万全で面接へのぞみ、理想通りの結果となるよう頑張りましょう!応援しています!

この記事がお役に立てればとても嬉しいです!